古くから結婚式等で歌われる謡曲「高砂」の発祥の地として知られている高砂市。
慶長6年(1601年)に姫路城主池田輝政が加古川舟運の河口港を開いた際、本格的な町づくりが進められ、さまざまな産業が発達した地でもあります。
いまもなお、江戸時代に造られた町割りが残り、兵庫県歴史的景観形成地区に指定されています。
今回はそんな高砂のまちを堪能できる、おすすめのモデルコース「日本遺産街並み散歩〜江戸の町割りと、昭和の街並みが残る、結びのまち「高砂」散歩〜」をご紹介します。
START!
山陽電車「高砂駅」下車、徒歩で約10分
山陽高砂駅から国鉄高砂線が走っていた廃線跡を歩くこと10分。
煉瓦と木造でできた風情ある建物に到着しました。
こちらは昭和18年(1943年)に創業を開始した梅ケ枝湯。
地元の方だけでなく、銭湯ファンからも愛され続けている現役のお風呂屋さんです。
今も昔と変わらず、薪でお湯をわかしており、営業時間が近づいてくると、煉瓦の煙突からもくもくと煙が出てくるのが印象的です。
住所 | 兵庫県高砂市高砂町次郎助町1593 |
---|---|
TEL | 079-442-0985 |
営業時間 | 15:30~23:00 定休日:木曜日 |
梅ケ枝湯から徒歩約5分
十輪寺は浄土宗西山禅林寺派の寺院で、弘仁6年(815年)に弘法大師が勅命により創建されたことが始まりとされおり、その後、法然上人が寺を復興し、浄土宗に転宗したと伝えられ、現在も絹本着色五仏尊像などの文化財が数多く残されています。
住所 | 兵庫県高砂市高砂町横町1074 |
---|---|
TEL | 079-442-0242 |
営業時間 | 自由に参拝は可能 |
十輪寺から徒歩約5分
築約100年の古民家を使ったカフェ「季のしずく」。店内は落ち着いた雰囲気で、奥にかわいらしい猪目窓があります。
猪目窓はハート型に類似した、日本の伝統紋様で、災害を除き、福を呼び込むという思いが込められたもの。
住所 | 兵庫県高砂市高砂町鍛治屋町1386 |
---|---|
TEL | 080-3800-0429 |
営業時間 | 11:30〜17:00(冬季10〜3月) 11:30〜18:00(夏季4〜9月) 定休日:水曜日 |
URL | https://tokino-shizuku.com/ |
季のしずくから徒歩約5分
神功皇后によって創建され、素盞鳴尊と妃奇稲田姫、その皇子大国主命の三神をご祭神として祀っている高砂神社。
建設後に相生松が生えてきたことから、縁結びのパワースポットとして広く知られています。
住所 | 兵庫県高砂市高砂町東宮町190 |
---|---|
TEL | 079-442-0160 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
高砂神社から徒歩約5分
「松右衛門帆」を独自に再現し、鞄などの商品を販売する御影屋。
1階は工場で、2階がショップになっています。
住所 | 兵庫県高砂市高砂町今津町510番地 |
---|---|
TEL | 079-440-9031 |
営業時間 | 営業時間:10:00~17:00 定休日:不定休 |
URL | https://www.matsuemon-ho.com/html/page8.html |
御影屋から徒歩約5分
工楽松右衛門の居宅として江戸時代後期に建てられたエ楽家旧宅。
工楽松右衛門とは、船の頒布を改良し、耐久性に優れ丈夫な「松右衛門帆」を発明した
”帆布製造の始祖”と呼ばれた人物。
本瓦葺きの木造二階建てで、1階が9部屋、2階が7部屋あります。
平成28年(2016年)に工楽家から市に寄贈され、現在は工楽松右衛門や、松右衛門帆について学ぶことのできる施設へと活用されています。
住所 | 兵庫県高砂市高砂町今津町531 |
---|---|
TEL | 079-490-4790 |
営業時間 | 営業時間:9:00〜18:00 定休日:年中無休(12月29日〜1月3日をのぞく) |
URL | https://matsuemon.net/ |
エ楽家旧宅から山陽電車高砂駅へ
GOAL!